住宅ローンと年収の関係
ローンが始まってもうすぐ1年なので、今更ながら、
『住宅ローンと年収の関係』
について調べてみた。
これから住宅ローンを組もうと考えている人は参考にしてみて下さい。
一般的に、住宅ローンは年収の5倍~7倍ぐらいに抑えるべきと言われているが、これって明確な根拠がないので、本来は自分の年収と返済負担率から住宅ローンを考えたほうが良いらしい。
◆返済負担率について
返済負担率と言うのは
『年収に対して年間のローン返済額をこのぐらいに抑えたほうがいいよ。』
という割合らしい。
この返済負担率は20%以下が適正。多くても25%までと言われている。
この数値から具体的な金額を計算すると、年収と返済負担率の関係は以下のようになる。
これを12で割ると月々の支払額になる。
すでに住宅ローンを組んでいる人は月々の支払い額が適正値である返済負担率20%以下になっているだろうか?
世の中の平均は20%以下らしいので、周りの人と同じぐらいのローンかと言う目安としては良い値だと思う。
年収500万の人は月々の支払いを8.3万以下、年収800万の人は13.3万以下にするのが理想という事になる。
この金額には車のローン等も含まれ、マンションの管理費、修繕積み立て金などは含まれないというのが定義らしい。
◆返済負担率から住宅ローンの借入金を逆算してみる
次に、これから住宅ローンを組もうと考えている人のために、返済負担率から住宅ローンの借入金を逆算してみた。
まず、変動金利0.5%、35年ローンで計算した。
この金額は頭金は含まないので、例えば、年収500万の人は頭金を1割の300万入れると考えると、3500万ぐらいのマイホームが適正金額になる。
同様に、年収800万だと、頭金1割で5700万ぐらいがマイホームの適正金額になる。
返済負担率20%の値で見ると、借入金は年収の6.5倍前後になっている。
次に、固定金利1%、35年ローンでも計算してみた。
同じ考え方をすると、年収500万で3300万、年収800万だと、5200万ぐらいのマイホームが適正金額になる。
これだと借入金は年収の6倍前後になる。
◆頭金の平均は2割、理想の借入金は年収の6倍
返済負担率で計算してみたが、結局、年収の6倍と言う数値が適正値になるようだ。
今は低金利時代なので、住宅ローン減税を考えて頭金を入れないケースも多いだろうが、世の中の頭金の平均値は2割程度らしい。
頭金2割、年収の6倍でマイホームの金額を計算すると、以下のようになる。
借入金は年収の6倍、それにどれだけ頭金を載せられるかでマイホームの価格を考えてみてはどうでしょうか。
◆まとめ
今回は返済負担率という考え方でマイホームの購入金額を考えてみました。
これを使うと適正な月々の返済額が分かります。
この値から住宅ローンの借入金を計算すると、以下のようになる。結局、年収の6倍前後という結論になった。これに頭金を載せて考えればいいと思う。
余談です。
実際のところ、住宅関連で支払う金額はもっと多いと思う。例えば、管理費、修繕積立金、固定資産税。車を持っている人なら駐車場代。
35年ローンで計算しているが、65歳まで働くとしても30歳ならちょうど35年だが、40歳だと25年しかない。マイホーム購入が遅くなればなるほど、繰り上げ返済が必要になるので実際の返済負担率はもっと上がってくる。
というように、考え出すと不安な要素がたくさんあるので、自分の価値観にあった選択をする必要がある。
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